第1回 らくだ書店読書会報告
・「その日の前に」重松清
現在持っている本は三代目。なぜなら、号泣して本に穴
を開けてしまうから・・・
それほどに何度読んでも泣ける本です。
短編集がいくつか入っていて、その短編の登場人物の家 族や友人、クラスメイトなどが 癌 になってしまう話で、 毎日が当たり前でできているわけではないと、
再度深く噛み締めることができる一冊。
大切な人や自分が死ぬ「その日の前に」あなたは何をし ますか?
・「和菓子のアン」坂木司
デパ地下の和菓子屋さんで繰り広げられるミステリーの ような和菓子との青春ドラマのようなお話。主人 公は高 卒の体格のいい女の子。この主人公がとてもまっ すぐで とても親しみやすい子で、この子が主人公でなければこ の作品はまったく面白くなかったと 思えるほどの味を 持っている。
和菓子の用語や、由来などの説明も分かりやすく、読み ながら和菓子を食べたくなるお話。和菓子に興味がなく てもさっくり読める。続編は「アンの青春」
・「幸福な生活」百田尚樹
短編集が集まってできていて、そのどれもがラスト1行 だけページをまたいでいて
そのページをめくるほんの数秒で、これまでの話を覆さ れ、ページをめくるその作業
が驚きを運んでくる本。その思いもよらないどんでん返 しにはまってしまうのだった
このワクワクを体験できるのはこの本を読んだ人だけだ ろう。
・「風の中のマリア」百田尚樹
キリスト教のマリアの話・・・かと思いきや!この本のマリアという主人公はハチなのである。人が出てこず、完全ハチの視点で書かれた1作。ファンタジーのように思うが、百田さんはハチについて様々な文献を読み、その情報を元に百田さんが想像したであろう、“百田ハチワールド”が展開されている。とても面白い作品です。
・「糖質が人類を滅ぼす」夏井陸
私達の食生活の中で必ずと言っても良いほど摂取するもの・・・それは糖質。
しかし、そんな現代人にとって身近な糖質だが、むか~しむかしの人は糖質なんて摂取していなかった。この本を読むと糖質の見かたが変わり、糖質を摂取することは本当に必要なことなのだろうか・・・と考得てしまう作品。
春先に余分なお肉が気になる季節にため息をついているそこのあなた・・・この本ぴったりかもしれませんよ?
以上第1回らくだ書店読書会の一部紹介でした。
次回は残り全部投稿しようと思っています!お楽しみに!